19歳で監禁されたモロッコ国王の養女と、その家族8人の壮絶な物語…
政府高官の娘マリカは国王ムハンマド5世の養女となるのですが、実父が国王ハッサン2世の暗殺を企て失敗。実父は殺され、家族は砂漠に監禁されます。
そのときマリカ19歳、幼い弟はわずか3歳でした。陽もあたらず、ろくな食料も与えられず、虐待に耐える日々を15年間も送ることを余儀なくされたのです。
ここから生きて出るには脱出しかないとマリカは逃げ道となる穴を掘り始めます…。
絶句です。
こんな話がわずか十数年前に起ったというのですから、日本に暮らすわたしには想像もつきません。
そのマリカが書いた衝撃の半生を綴った本が出版されています。
フランスでベストセラー、モロッコでは発禁だそうです。

マリカ・ウフキル、ミシェル・フィトゥーシ、香川由利子 (翻訳)
早川書房(2000/08)
1995円
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